宿泊場所の選定について
車中泊の宿泊場所について、宿泊場所ごとに利用のしやすさを個人的な見解で評価してみました。
◎最良3点、○良2点、△普通1点、×悪い0点、━評価なし0点
宿泊条件\宿泊場所(ABCDEF) |
A |
B |
C |
D | E | F |
①トイレの設置率 (多◎⇔少×) |
◎ |
◎ |
△ |
△ |
◎ |
━ |
②店舗または自動販売機の24h利用(有◎⇔無×) |
◎ | ◎ | △ | △ | ○ | ◎ |
③エンジン音の周囲への配慮 (少◎⇔多×) |
○ |
△ |
△ |
△ |
× | × |
④治安の良さ (良◎⇔悪) | ◎ | △ | × | ○ | ◎ | △ |
⑤利用料金の安さ (安◎⇔高×) |
◎ | ◎ | ◎ | × |
× |
◎ |
⑥騒音の有無 (無◎⇔有×) |
× | ◎ | ○ | ○ | ◎ | × |
⑦全国的な施設の普及率 (多◎⇔少×) |
◎ | ○ | ◎ | ◎ | × | ◎ |
⑧シャワー・入浴設備率高さ (高◎⇔低×) |
△ | △ | × | × |
○ |
× |
⑨車中泊利用のしやすさ、予約・許可の要否 (不要◎⇔要×) |
◎ | ◎ | ◎ | ◎ | × | × |
⑩追加料金発生等の有無 (無◎⇔有×) |
◎ | ◎ | ◎ | × | × | △ |
総合得点 | 24点 | 23点 | 17点 | 13点 | 13点 | 11点 |
メリット
トイレが利用でき、24h営業している売店や自販機を利用する事で過ごしやすい環境が確保できる施設といえます。
車が24時間出入りする場所の為、エンジン音で周囲からクレームを受ける可能性は考えにくいです。
必要に応じて夏場や冬場でエアコンを利用し、適切な温度環境を確保できますが、最近は環境保全が強く言われています。
違法にはなりませんが、なるべくエンジンを切るなどをして、マナーを守りましょう。
注:積雪などがある地域などの注意点。
雪によりマフラーが塞がると一酸化炭素中毒に陥る危険があるので、エンジンをかけたままの就寝はやめましょう。
高速道路自体が有料の為、暴走族の進入の可能性が少なく、その手のトラブルを受ける可能性は低いでしょう。
SA、PAは全国的に多く存在し、施設自体は無料で時間帯、長さとも比較的自由に利用出来る事も魅力です。
施設によってシャワー、温泉、レジャー施設までが設置されている所もあります。
積極的に利用してみましょう。
デメリット
車が出入りする施設の為、騒音が気になる方は、就寝しにくい恐れがあります。
トラックの駐車エリアや、車道と隣接する駐車スペースを避けた場所を選びましょう。
サービスエリア、パーキングエリアは高速道路を使わないルートで利用出来ないのは、デメリットといえます。
サービスエリア・パーキングエリアを探すなら
外部リング⇒SA・PA
淡路サービスエリア
サービスエリアの中には、大型観覧車がある所も・・・
メリット
トイレ、自販機、無料の駐車場が24時間利用可能な施設です。
また、静かな所が多く安眠が得られやすい施設といえます。
同施設は全国的にも多く、現在1,000を越えて存在しており、サービスエリアと並んで利用がしやすいでしょう。
営業時間内では地元の特産物など、おみやげ物を購入出来ます。
道の駅によってはシャワー、温泉、24Hコンビニなども利用出来る所があります。
デメリット
現在、24時間売店の利用が出来る道の駅はまだまだ少ないです。
夜間の食事などは事前に済ませるか、準備しておく方が無難です。
静かな所が多い為、エンジン音については周囲の状況をよく確認し、十分に配慮することが必要となります。
マナーが悪い方がいる事により、車中泊禁止を主張する道の駅の存在も確認されており、利用する際は周囲に十分な配慮をしましょう。
誰でも自由に利用できる反面、治安が心配な面もあります。
極端に暗い所や他に車中泊利用者がいないような場所は防犯上、避けた方が良いでしょう。
道の駅を探すなら
外部リンク⇒道の駅
道の駅 朝霧高原
道の駅にはこんな素敵な景色のところも・・・
定義・・24時間利用可能な駐車スペース、トイレ、電話と、情報提供施設を備えていることが登録の条件となっている
メリット
市街地から外れた所に比較的多く存在する無料駐車場は、気軽に利用でき、就寝のための静寂が得られる場所も多いです。
各地の公園や海沿いなどの無料駐車場は、気軽に利用しやすく、他の利用者も多い所ならば、治安にも安心な環境となるでしょう。
デメリット
やはりトイレの確保を第一で考える必要があります。
トイレがない場合は、近くに利用できる場所があるか確認しましょう。
付近に店舗や他の施設がない場合を想定し、事前に食事や入浴をしたり、買い物など済ませたほうがが無難です。
近隣の民家などに迷惑が掛かる場所でのエンジンのかけっぱなしはしない様にします。
誰でも気軽に利用できる半面、治安が良くない可能性がある事を認識しましょう。
場合によっては警察からの職務質問にもあう事も予想されます。
他の利用者がいないような所や、極端に暗い場所は利用を控えたほうが無難です。
三国サンセットビーチの無料駐車場
海沿いの無料駐車場を利用した車中泊で、釣りやサーフィンを楽しむ人も多い。
メリット
夏や冬場はエンジンを長く掛けても周囲に迷惑がかからない場所を選びましょう。
立体駐車場など、周りに民家などがない所を選ぶと良いと思います。
(立体駐車場は、自販機もトイレもある場合が多く意外に便利です)
監視等がある所もあり、暴走族などは入り込みにくいので、安心に過ごせるでしょう。
有料駐車場は市街地に多くあり、付近に食事などが利用できる所も多い傾向です。
駐車料金は掛かりますが、トイレさえ確保できれば便利が良いので、機会があれば利用してみると良いでしょう。
※駅の周辺には特に有料駐車場が多くあります。
デメリット
トイレの確保を第一に考える必要があります。
駐車場自体にトイレがあれば良いですが、無ければ、駅やコンビニ、公園のトイレや公衆トイレなどが付近にある所を探しましょう。
近くに店舗や施設がない場合も想定し、情報がない場合は、事前に食事や入浴をしたり、買い物などもしておきましょう。
甲府駅近隣の有料駐車場
市街地に多い有料駐車場は、近隣の店舗の利用がしやすく便利。
メリット
自然の中で管理されている区域の為、静粛性は抜群です。
有料施設内が就寝場所になる為、治安も良く、トイレもあります。
7割~8割はシャワー・お風呂などが設備されています。
タープやコンロなどの持込やレンタルをすれば、本来の目的であるキャンプが楽しめるところも魅力です。
市や県などが管理しているキャンプ場には無料で利用できる所もあり、費用節約となるでしょう。
デメリット
オートキャンプ場は市街地には少なく、利用時期、時間も限定される場合もあるので、行く前に営業の有無の確認が必須となります。
利用時間についてはホテルと同様、チェックイン、チェックアウトの時間の制限があり、予約も必要となる場合があるでしょう。
施設内の店舗では通常のコンビニで販売しているような商品が充実していない可能性もあり、事前に準備した方が無難です。
なお、夜間のエンジンのかけっぱなしは完全にご法度となります。
また、無料の場所を見つけられない場合は、宿泊料金が割高になる場合もあり、他の宿泊場所やビジネスホテルの利用も比較し、総合的に判断をするべきでしょう。
オートキャンプ場を探すなら
外部リンク⇒オートキャンプ場
森林内のキャンプ場
オートキャンプ場なら静かな所が多く、過ごしやすい。
メリット
24h営業の店舗を利用できる場合は、トイレや買い物ができる点で便利といえます。
利用に当たり、必要に応じて店側の許可を得るなどの最低限のマナーを守りましょう。
デメリット
利用する前に24h営業であることを、確認しておきましょう。
基本的には駐車場として提供している場所ですので、店側に了解を取った上で利用させてもらうことがマナーとしては良いでしょう。
また、夜中の利用客もあり、トラブルに巻き込まれない様、駐車場所に注意が必要です。
その他、入浴などは事前に済ませておく必要があります。
生活必需品の入手ができるディスカウントストア。
複合商業施設などの駐車場は広い。
上記以外にも、さまざまな車中泊の場所が存在するとは思います。
なかには、車中泊のために特化した施設もあります。(例、RVパーク、温泉施設など)
最後に、車中泊の際の最大の注意点としてトイレの有無は確実に確認しておきましょう。
以上の評価をしましたが、例外的なケースも多数存在しますので、あくまで参考としてください。
(サービスエリア・道の駅より就寝条件が良い環境の宿泊場所は、多数存在します)
メリット
他の施設にない最大のメリットは、ほとんどの施設で「電源」が使えることです。
ドライヤー、電子レンジ、様々な家電が利用できるのはとても便利。
車中泊のための施設なので、駐車スペースは広く、多くの施設にシャワーなどが設備されています。
施設によってはゴミの引き受けもしてもらえます。
1週間ほどなら連続で滞在も可能とのことですので、その地域をジックリ観光したいときは便利ですね。
以下、RVパークのサイトから引用。
↓ ↓ ↓
下記の項目が、日本RV協会が認定する条件です。
デメリット
リーズナブルな値段ではありますが、利用料が発生します。
一部のRVパークでは予約が必須とのこと。
RVパークを探すなら
外部リンク⇒RVパーク
画像出典:「くるま旅」情報サイト