パネルサンシェードの作り方

特徴

・パネル式なので取り付け、取り外しが、ワンタッチで可能。

・車内空間を自分好みのオシャレなインテリアに変更。

・断熱効果で車内の冷気、暖気が逃げにくい。

・プライバシー対策、日除け対策にも。


作成の方針

・材料は、100均、ホームセンターなど市販されているもので揃える。

・車に穴空けなどで傷つけない。 

・スライドドアガラス×2、リアクォーターガラス×2 リアガラス×1

(就寝に利用している空間)


1、車内設置場所を確認

ハイエース(バンタイプ)2列目、3列目の画像

①リアクォーターガラス(左・右)

②リアガラス(後部)

③スライドドアガラス(左・右)

サンシェードは、就寝する空間(運転座席より後ろ)の窓用を作成。

 

①リアクォーターガラス(左・右)

②リアガラス(後部)

③スライドドアガラス(左・右)

 

上記、5箇所にワンタッチで取り付けられるサンシェードを作成。



2、材料の購入と準備

材料準備

左から①アルミマット ②壁紙 ③マジックテープ

アルミマットはカインズホーム、壁紙とマジックテープは100均で入手できます。

壁紙は、厚みがあり外観にリアル感があるものがよい。

必ず、やわらかいものを使用。画像は100均の商品。

購入商品は以下の通り

①アルミマット

②クッションレンガシート(壁紙)

(やわらかく、若干の厚みと柔軟性があるもの)

③マジックテープ

(テープで貼り付けできるものがよい)

 

 実際に購入したときの費用は以下の通り。

 

・アルミマット

 5枚(180cm×60cm×厚み0.8cm)

 小計 698円×5枚=¥3,490

 

・クッションレンガシート(壁紙)

 30枚(71cm×15cm×厚み1cmくらい)

 小計 150円×30枚=¥4,500

 

・マジックテープ 接着タイプ

 1枚(巾5cm×15cm)

 ※スライドドアの窓のみに使用

 値段 ¥150

 

ちょっとひと言

アルミマットは、4枚でもOKです。

その場合は、余った部分を捨てずにテープで継ぎ合わせて、1枚多く作ります。

ちなみに管理人は4枚でつくりました。


工具準備

工具類

ほとんどが、100均で入手できます。

準備する工具は以下の通り

①メジャー

②ホワイトボード用マジック

③ハサミ・カッター

④定規

⑤セロハンテープ(幅が広いもの)

⑥電動毛玉取り機

 

ちょっとひと言

③カッターと④定規は、まっすぐ加工したいとき有効。

⑤あまり部分など張り合わせて使用する際に必要。

⑥マジックテープを弱めるときに必要。



3、アルミマット型取り

(リアクォーター、リア、スライドドア共通)

メジャーで窓の大きさを測定

縦・横の最大のところを計測する。

リアクォーターガラス(左側用)の型取りの様子。

窓側にギュっと押し付けてホワイトボード用マジックでR形状の枠のラインを引きます。

画像は、リアガラス部の画像

ライン位置枠に圧入するイメージで、ラインを決めます。

製品の土台を型取りします。

※画像のリアクォーターガラス左側を例で説明します。

 

メジャーで窓の縦・横を測定して大まかに窓枠の型を取ります。

ちなみにハイエース(3型)の窓枠は以下の通り。

 

・リアクォーターガラス用窓枠

 (縦51cm × 横125cm × 2枚)

・リアガラス用窓枠

 (縦55cm × 横131cm × 1枚)

・スライドガラス用窓枠

 (縦49cm × 横119cm × 2枚)

 

大まかに型取りしたら・・・

アルミマットの表側(キラキラしてる部分)を窓側に押し付けて、裏側で窓枠からはみ出た部分を、マジックでライン引きします。

 

特にリアガラス用は枠のラインが取りにくいです。画像の黄色ラインを参考にしてください。

(最初は若干大きめで形取りする)  



画像はアルミマットの裏側(青色部分)

表側(窓に接する面)は、銀色です。

ホワイトボード用マジックでライン引きをしたところをハサミやカッターで切りながら窓枠の形にそろえます。

 

ちょっとひと言

ホワイトボード用マジックを使う理由ですが、ラインを間違えても指でこすると、消すことができるので、とても便利です。 



4、壁紙貼り付け

土台のアルミマット(裏側)に壁紙を貼っていきます。

 

 

 

 



貼り終わったら裏返して余分にはみ出した部分(壁紙)を切り離します。

カーブの部分はハサミ、直線部分はカッターが切りやすいです。

 

今の段階では、少しだけ大きめ(1~2cmくらい)に、大きめに切ってください。 

 

※切り取った部分ば、足りない部分に使用するので、捨てないで利用しましょう。(経費削減!)



画像は大まかに形ができたものです。

ここまで出来たら、車窓に合わせて仕上げをします。


5、仕上げ


窓にはめ込んではまらない部分にマジックをライン引きをする。

何度かラインを引いてカットを繰り返します。

このときも、まだ、全体で1cmほど大きめになるように形取ります。

 

窓枠内にまだギリギリ入らないくらいで。 



型を取った後、裏返しにして画像のようにアルミマットの一部のみ、両サイドを1~2cmほど取り除く。

(カッターでスーっとアルミシートの厚み分だけに刃を入れて切り込んだあと、表面を剥がすように、アルミシートを引っ張り取る)

 

カットする事により、壁紙のみの部分が出来ます。

柔軟性がある壁紙は折り曲げやすく、窓枠内にギュっと押し込む事ができます。

・・なので、多少、寸法が大き目の方がいいのです。

(画像のようにいい具合に、角が枠内に収まります) 

 

 

スライドドア用、リアガラス用のシェードは、もう一工夫、必要です。

スライドドア、リアガラス用の追加仕上げ

 

理由は、ドアを開くときに振動や、入り口への接触のためにシェードが脱落する可能性があります。


6、完成

ここで完成です。

 

窓枠にはめ込み、ギュッっと周りをおし混むようにセットすると、窓にはまると思います。

 

うまくはまったら、眺めたりして楽しみましょう(笑)  

 

余談ですが、収納袋などを作っておくと、持ち運びに便利かもしれません。



市販のサンシェードも良いですが、自分で作ったものは、ひいき目に見てしまうせいか、カッコ良く感じてしまいます^^

 

デメリットとして、ハイエースの場合は、窓ガラスの面積が広く、材料費が8千円を超えたので、そこそこの費用がかかってしまいました。

 

ただ、不器用な管理人でも出来るものなので、興味があればトライしてみてはいかがでしょうか?

 

自分は、情熱だけで作りました(笑)

 

ハイエース以外でも応用できる車種があるかと思います。ご参考に。